いまだ独身、結婚の予定は未定だけど、年上の彼氏あり。
付き合って10年ですが、ずっと変わらず優しくて、ありのままの私を受け止めてくれる彼。私にとって、とても大切な存在です。
そんな中、長年務める私の職場に、半年前から5歳年下の男の子が入社してきました。
名前はAくんとします。
Aくんとは、仕事中なぜかよく目があうんです。その上、Aくんはあった目をそらさず、私が視線を変えるまでジーッと見つめてきます。
Aくんの顔立ちは私好みだから、もう、頭の中は密かにドキドキしてプチパニックになるけど、彼から見ればただのおばちゃんであろう私が動揺してるなんて思われたくなくて、冷静を装う日々を送っていました。
それが、昨日のことです。
会社の飲み会があり、大勢でわいわいと一次会を終えて、まだ飲み足りなかった私は少人数で二次会を行いました。
Aくんも二次会に参加。
少人数だったため、バーのカウンターに横並びで座り、少し酔いが回っていた私は、Aくんに促されるままにAくんの隣の席へ座ることななりました。
誰と話していても、気づけばなぜかこちらをジッと見てくるAくん。
視線を感じながらも冷静にいつも通り話していると、Aくんの右手が私の左手にふれてきました。
そのまま誰も見えない机の下で、指を絡ませてくるAくん。
もう、パニックになりながらも、大人の余裕を見せるつもりで、手をそのまま振り払わず放置する私。
合間に私にこんな言葉を言うAくん。
「熟女ですね」って。
ん?!熟女?それって褒め言葉?貶されてるの?
聞きたいけど、返答によってはどっぷり凹むことになるだろうと思うと聞けません。
そして、そのままお開きの時間になり、私は大切な彼氏が迎えに来てくれて、何事もなかったように帰宅しました。
今朝、Aくんからメールがきました。
「昨日は楽しかったです。でも記憶が…」って。
5歳の違いって、年下から見ればどうなのか、おばちゃんに思われていてかわれたのだろうとしか思えない私。
Aくんの感触が残る左手を見るたび、なんだかモヤモヤするけど、大切な彼氏がいる私は、これからもAくんに対して、大人な対応を続けていこうと思います。